詩人:青央紗
生まれたての柔らかい羽を 君がなぜたその手で 涙が君の胸ポケットに入り流れるおぼつかない空は君が食べてしまった君が食べてしまった空は青い大地で地は灰色の空で君の胸ポケットに入った涙は空にも地にも行かずに君の心臓に吸い込まれて行くもれる空の息とあなたの息は私の頬に吸い込まれて夜空の太陽と君と眠る