詩人: ハミ
きっと、寒いのがいけないんだ。僕はジャケットを羽織って外へ出る。ボタンのない方の生地には、おおきなグッピー。僕の飼っている猫に食べられちゃうから、多分ここにいるんだろう。僕がみんな正しいのなら、夜はずっと明けはしないよ。シャケがたくさん川を登るけど、そこですぐに死にはしないよ。街中に猫がいるから、丘の上には猫係が暮らしてる。誰も信じないって事は、誰かが信じてるって事。きっと誰も、正しくなくても。