詩人:こうさぎましろ
君は電話にでなかった
「うっとおしい」って言葉を待ってた
君に一人が必要だってわかりたかった
ほんとうに寂しいとき
人に寂しいなんて言えないのくらい
わかってるよ
本当は誰かが必要なんじゃないかと
意識を失った画面を見つめて迷う
そりゃ、嫌われるのは悲しいけど
いつからそれが一番じゃないんだ
まだまだ君の境界線をこえること
赦されていないのもわかっているよ
ひたすらに会いたい気持ち
ワタシだけに押し付けてさ
でも仕方ないんだ
いつからそれが一番じゃないんだ
“もうわがままなんて言い疲れたよ”って
言わせたい
救おうだなんて
おこがましいね
君の瞳から見えるものを少しだけ分けて
君が苦しみとして自分に宛てたもの
ワタシ向けて返して
また明日メールするね
嫌いになっていいよ
ワタシは一生君を甘やかす
君はワタシのテゾーロだから。