高級スプーンの部屋
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[56005] まだ見ぬ君と本と
詩人:高級スプーン
まだ見ぬ君が
読み終わったら
忘れてくれた方が良い
少し寂しいけれど
まだ見ぬ君が
本を閉じたら
止まっていた時間を
進めるようにと
眠る前に考える
まだ見ぬ君が
リアルの続きを
めくるキッカケに
なればと思って
次の話を書いている
一つ完成しても
続きが
山ほどあるのは
時を止めて
読んでくれる
まだ見ぬ君が
そこに居るから
2005/11/16 (Wed)
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