詩人:安曇
旅に出たノートは今頃どんなものを見ているのだろう。旅に出たペンは今頃どんなことを書いているのだろう。夜を着飾った空を見上げて柔らかく光る月はどこにいきたいのだろうと呟いてみた。街灯のスポットライトを浴びているキミはとても綺麗で。明るい空で薄く、ただ確実にそこにいる月のように。僕の恋は、薄く目立たないが。確実にここにいる。街灯がまるでスポットライトのようにみえてしまうほどに