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詩人:どるとる
明日誰が死のうと
僕には関係ない 関係ない
明日誰が生まれようと
僕には関係ない 関係ない
世界は鏡で 人と人同士もお互いを映す鏡で みんながみんな悪いところも良さもお互いに向き合わせて
自分の悪をそこに見る
自分の利点をそこに見る
さよなら 砂浜に波が打ち寄せて 今日の全てをさらってゆく
さよなら ビルとビルの間に昇ってる太陽が沈んでゆく
さよなら 小さな子供たちの笑い声が遠ざかるとすぐに夜に来る
街は少しの音を残して あとは闇の中に食べられました
意識は胃液に溶かされ やがて 何もわからなくなる
眠るまえに 言った言葉だけが頭の片隅回る
おやすみのそのまえに。