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どるとるの部屋


[4063] おやすみのそのまえに
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


明日誰が死のうと
僕には関係ない 関係ない
明日誰が生まれようと
僕には関係ない 関係ない

世界は鏡で 人と人同士もお互いを映す鏡で みんながみんな悪いところも良さもお互いに向き合わせて
自分の悪をそこに見る
自分の利点をそこに見る

さよなら 砂浜に波が打ち寄せて 今日の全てをさらってゆく

さよなら ビルとビルの間に昇ってる太陽が沈んでゆく

さよなら 小さな子供たちの笑い声が遠ざかるとすぐに夜に来る

街は少しの音を残して あとは闇の中に食べられました

意識は胃液に溶かされ やがて 何もわからなくなる

眠るまえに 言った言葉だけが頭の片隅回る

おやすみのそのまえに。

2012/07/22 (Sun)

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