詩人:さみだれ
その世界には何人かの友達がいた
好きだと思った子に話しかけることもできた
街を歩いた
グループで歩いていた
楽しそうに"どこに行こうか"なんて
その世界に"俺"はひとりじゃなかった
とてもいい気分だった
ずっといたいと思った
目が覚めると俺はひとりだった
仕事に行かなくちゃいけない
そうだ、仕事に行って
帰ってご飯を食べて
風呂に入ってテレビを見て
ああそうだこの世界には友達がいない
好きだと思った子に話しかけることもできない
さみしい、と心から思った
2012/03/07 (Wed)