詩人:山崎 登重雄
恋愛は二種類ある惚れるか惚れられるかだそれはつまり食うか食われるかで愛しき者ほど誰かに食われていて終わる僕もとっくにあなたに食べられてしまったただあなたは食わず嫌いな人だからねかじられた心ぬるい風が撫でるだけ笑顔の数だけ甘い歯型が増えてゆく器用なほどにあなたをのこして呆れるほどにあなたをのこして