詩人:どるとる
飲み干した昨日が通り過ぎた駅がほのかに残り火のように煙っている懐かしい匂いがする泣きたくなるほどの僕は目蓋を閉じて暗闇の中泳いでそこに見つけた光に抱きしめられたなんでだろう 過ぎた日々ほど 素敵に見える 懐かしさをさそうよほのかに香る あなたの匂い部屋の片隅に 差し込む光ほのかに香る 思い出の一場面目を閉じてもなお鮮やかに映る。