詩人:レモン
壁が向こう側から崩れ去って時は行方なき歌の様に想い出を語り陰が大地に焼き付いた人びとの想念に染まり涙は識らない間にこぼれ落ちては、幾つもの瞬間を留めて魅せてる…音色はメロディを構築して、胸のうちのしがらみを溶かした…其の深淵な生命と謂う宇宙の夜に星々を浮かべていつか一緒に眠れるならば、安穏なせかいを生命に湧現させた共鳴が掌をつないで、あしたの天涯すら旭日に照らされて、尽きる事の無い無限の歓喜(ユメ)にほとばしりゆく己心の生誕の意義へとたどり着ける