詩人:緋子
逃げ場も逃げる方法もないと
この世の中に
唯一受容される自分の意思が
消えることしかないように感じる
泣くことしか出来なくて
浮かび上がる”消えたい”の向こう側にある
”幸せになりたい”も見えなくなって
ただ私は死ななきゃいけないんだって思う
楽になる方法は分からないけど
きっと私は生きたいし、
この先出会う希望の可能性も捨てていない
一瞬の絶望に身を投じてしまわぬように
涙に浸かりながら
”消えたい””消えたい”を繰り返して
”幸せになりたい”を呟いている
2012/10/06 (Sat)