詩人:魅那
過ぎ行く日々
変わらない風景
それでも
その風景さえ
心地よさを
感じる
長く生きていれば
先が見えなくなって 立ち止まり
後ろを振り返る
そんな時
想い浮かぶのは
背中を
押してくれた君の
事を想い出す
あのとき
君が居なければ
きっと
あたしは
今でも闇の中にいた だろう…
君に出逢えた事
あたしは
一生忘れないだろう …
憎んだ事もあった
だけど
薄れて行く
君の影
時間は
人を変えてゆく
そして
それぞれの出逢いがある
あの時の心の痛みを和らげてくれる
温もりがある。
だから
決してあたしは
今を悔やんだりしない。
何度目かのこの季節 君と出逢った奇跡
少し切ない季節
何時までも
君が幸せでありますように…
駅のホームで
最後に背中を押された温もり
あのとき
感じなかった
温もり
今なら
感じられる
時がそう
囁いてる