詩人:りんくす
手をつなぎたくて
あなたの手が格納されてる
ポケットに
そっと手を
伸ばしてみる
途端に
「今、俺の財布
スろうとしただろ!」
言い捨てて
省みずに歩き続ける
あなた
(そんなことする奴だと
思われてたんだ…)
ショックで
血の気がひいて
動けなくなる私
あなたは知らないの
私があなたの言葉を
いちいち真に受けて
呆然としてること
だってまさか
照れ隠しに
スリにされたなんて
想いもよらないし
第一
振り向きもしないから
照れてるのか
わからないんだもん
2004/12/09 (Thu)