詩人:山崎 登重雄
闇が何もかも飲み込んでしまう本当にそうなら誰も不幸になんかならなくて済む吐き出した想い置き去りの何か僕は闇を帰りながらその何かに躓くたびに手を合わせて帰る場所など無縁の何かたち光さえあれば二度と産まれずに済むのに白日は避けられ続けるこの世の元素にすり替わる置き去りの何か時とともに時をかけて明かす役目は自分自身行く手を塞ぐ闇を超えて光にさらして眩しさこらえて祈らずにはいられない