詩人:遥 カズナ
喉が痛みを感じかけるような汚臭
トラックが病院から
洗濯物を持ち帰り
分別する
鶏舎や豚小屋に牛舎には
それぞれに独特の臭いがある
人の収容所も
きっとこんな臭いがたちこめて
しまうのだろう
糞や尿、血痕すらある
寝間着やらシーツ
文字にするのも憚れるもの
そうでないものとを
目視で分けていく
「底辺」か
寝ぼけてやいやしないか
そんな事なんて考えた事すらない
だろう御年配の社員の方に
色々と教えて貰いながら
作業を進める
一日働いて8000円
「感染症とか、恐くないですか」
「ここで働いてコロナの頃も含めて7年になるけど、何も無かったよ」
何の慰めにもならなかった