詩人:里雨夜
3月に入るといつも心細くなる雪解け田畑の土の臭い日射しは暖かいのに追い越していく風は身に凍みるさよならと初めましての狭間の季節青春時代(かこ)に馳せているのか復職(みらい)を思っているのか自分でも定かではない子供(げんじつ)を抱き寄せてもなんだか不安で足が地につかない腹を括るしかない新しい季節はすぐそこだ