ホーム > 詩人の部屋 > ハトの部屋 > 泣きたい > 投票

ハトの部屋  〜 「泣きたい」への投 票 〜

  • ハトさんの「泣きたい」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[90854] 泣きたい

詩人:ハト

朝焼けと夕焼けの間を
羽ばたいて横切っていく
あの鳥が
烏だろうが白鷺だろうが
持っているその
姿の美しさに思わず息をのむ

ここには雪が降る
毎年積もってはとける

寒さに慣れることはない
だから私は厚着をする

舞い散る雪はきれいだ
音も言葉も包み込んで落とす

朝焼けと夕焼けの間を
言葉が舞っている
塵のように漂って
私はそれを吸い込み吐き出す

漏れ出るのは只
白い吐息
それは吹き出しにも似ている
けれど

そこに入るべき言葉はない
それは宙に舞っている



2006/12/06 (Wed)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -