詩人:山羊
今夜僕は街を出るよ
月が泣いてた
物語には詩織をはさんでさ
また会おうね
輝く星は高く
月は変わらず泣いて
金色のカケラ零れて
去り行く背に痕を付けた
君が近くにいた
あの頃
風の行方は複雑すぎて
追いつけないけど
僕は真っ直ぐに歩いて行くよ
君が追いつく様に
輝く星 泣かない様に振り返らない様に
君がくれた思い出が
胸の中で暴れ続ける
下向いて歩いてた
金色のカケラ降り注いで風はどこへ行くのか
どこを旅するのか
輝く星 去り行く背に
最後に月が呟いた
僕は何を言ったか
わからなかったけど
君を近くに感じていたあの頃