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[84984] 気狂いのピエロ

詩人:はちざえもん

気狂いと蝉時雨
時々、何もかも虚しく思う
意味の不在を否定したい
革命前夜の狂騒曲

さぁ今日もまたどこか
戦車やなんやらドンパチ ドンパチ
些細な小石につまずいた
気狂いに道化師が笑う

振り上げた凶器を
思い切り叩きつけた
何度も何度も 叩きつけた

ただ 固まりきらないモノがあって
俺にとっては大切なモノであって
他人にとっては ただのガラクタであって
「手を伸ばせ」
誰かが隣で囁いた。

そう、焦燥 未だ立ち尽くすは 壁。

2006/09/04 (Mon)
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