詩人:珠樹
そばにおいで…
君は誰のものでもないけど…
その誇り高い心は
君自身のものでしかないけど…
少なくとも今だけは…
君が寂しさに包まれている内は
君が泣きやむその時までは
ずっと君のそばに居てあげるから…
俺はね…こう思うんだ…
何の苦しみも悲しみも知らない
傷一つない心よりも
自分の醜さとさえ向かいあい
その身に痛みを刻み込んでまで
しっかり立ち上がろうとする心の方が
よほど強く…美しいんじゃないかって…
だから…今はもうおやすみ…
世のわずらわしさ…すべてを忘れて…
君の心が癒されるまでは
ずっと君のそばに居るから…
そして…君が望むなら
君の中に眠ってる…
その誇り高い心に相応しいだけの
心の強さ…起こしてあげるよ
君の心が休まるような…
いつでも『お帰り』って言えるような…
君の『居場所』になってあげるよ
君がちゃんと前を向いて
安心して歩いて行けるように…
俺はいつまでも
君の心を裏切らない…
俺はすでに
君の心の虜だから…