詩人:しゅんすけ
ただ願うだけで生かされることができるのに
あなたはどうして
そんなに飢えているの?
運命の女神は意地悪な微笑みを僕に向ける
望まなければ手に入らない明日を目前にぶら下げて
剣先を僕に突きつける
手を伸ばさなければ手の入れられないもの
手を伸ばすと失うもの
彼女はもう一度言う
願うだけで生かされることができるのに
あなたはどうして
こんなに渇いているの?
突きつけた剣をカタカタと震わせて
怯えた唇で無理に微笑む
彼女は知っているのだ
僕が手を伸ばすことを
彼女は知っているのだ
僕が何度もそうしてきた事を
僕は手を伸ばし
明日をつかむ
血まみれの唇で叫ぶ
運命なんてくそくらえ
何度でもいってやる
運命なんて
くそくらえ