詩人:どるとる
枯れ葉かと思って触れると舞い上がるひらひらと木葉に似せた羽で飛ぶ木葉蝶という名の秋でした僕も寂しく見える擬態するように黄昏に似せて笑っても胸の奥隠した悩みが顔に出てすぐに剥がれる偽りの笑み木葉蝶のようにはいかないと涙こぼして泣いたっけ僕の秋はもうここにひらひらと頬を掠める赤や黄色の落ち葉です擬態しようにも美しすぎて真似できぬ。