詩人:46
当たり前を雑に扱っていたら
それは本当に突然にパッとなくなったもんだから
しばらくの間深く深くあいた穴を眺めても
現実を受け入れなかったよ
もう元のように
塞がることはないと分かったとき
何で埋めようとかそんなこと考えるのにも時間がかかった
少しの間だけ、でもさぁ?いつまでだろう
ポツンとあいた闇に背を向けて知らんぷりする時間は
許されますか
かわりの感情はなくて
似たような幸せもなくて
とても地味に胸が苦しくなるけど
こんなかけがえのないものを今までもっていたんだと気づいたよ
時間をそばにいる人を大切にしなきゃ思ったよ
いつも怒られてばかりだった
いつも教えられることばかりだった
ありがとう。