詩人:野良猫
君が僕を好きだと言ったあの日から
罪悪感に満ちた日々の始まりだった
君の存在は
僕の中では
『わからない』存在で
曖昧な気持ちのまま
新しいものを欲してしまった
君にそれを伝えることができなくて
苦しくて
泣いて
泣いた夜
それでも
何も知らない純な君
僕は嫌いになれるはずもなく
また今日も
言葉を交わしていた
そんな自分の心を怖いと思う
君をいつか
壊してしまいそうで
壊れてしまいそうで
なによりも怖いこと
それは僕の『好き』を
見失うコトだから
言わないで
君のその
純な声で
今は
その一言が
痛く感じてしまうから