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詩人:右色
太陽が直視できない
だから昼間は嫌いなんだ
何もかもがよく見えすぎる
そのせいで
見たいものも
言いたいことも
見落としてしまう
本当はもう少し後ろに下がって
空から出発して
ゆっくりと見落とした物 探してみたいけど
いつだって太陽が邪魔するんだ
出来ないのか
やらないのか
そんな有名無実の懐疑に
囚われているわけじゃなく
どうも昼間はうまくいかない
目もよく見えなければ
舌も回らない
そのくせ
昼間にしか
見たいものも
会いたい人も出てこない
やっぱりね
だいたい全部
太陽が悪いんだと
そう
おもう