祈の部屋
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[144641] 六月の雨に撃たれて
詩人:祈
低く感じる空の色に
癒えない過去を映して
アスファルトに溜まる水色に
言えない言葉を残して
歩き続けることに
いまは意味はないけれど
その先にはきっと
虚ろな今日は映らない
誰かが言ってた
六月の
咲き乱れた華やかさ
雨に撃たれて
摘まれた恋のその先で
また
六月の雨に濡れて――。
2009/08/07 (Fri)
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