詩人:安曇
あなたと出会ってすぐは
私は不安の服をがっちりまとい
嫌われたくないと
いい子ちゃん仮面を脱げずにいました
あなたはいつも
せかすわけでもなく
せめるわけでもなく
私を包んでくれていました
周りがどうとか
普通がどうとか
そんなことに振り回されていた私を
ゆっくり、ゆっくりと
包んでいてくれました
それぞれの形があって
私だけの服があって
あなただけの愛があって
いちまい、いちまい
不安の服をぬいで
すこしずつ、すこしずつ
いい子ちゃん仮面をずらして
今は不安の服も
いい子ちゃん仮面も
捨てちゃいました
あなたに出会えたことは
私の一番の奇跡で
一番の運命です
恥ずかしくて言えないけど
これは本当だよ