詩人:小さな貝がら
ねぇ くすぐったいような
君の笑顔
冬の終わりになると
いつも思い出す
二つ隣の席から君は
教科書に顔隠して
僕にあっかんべをして
休み時間には廊下で
僕の背中つついて
ちっちゃくて妹みたいで
可愛かった
そんな君の笑顔
僕の中にずっとある
卒業式の日君は
僕の前に来て
ボタンちぎって
走っていった
好きですなんて
聞けなかったけど
好きだった君の事
春が来て君の笑顔
桜色に染まって
元気だよね?
そしてきっと離れても
僕の心にある君の事
By 小さな貝がら
2009/03/30 (Mon)