詩人:あいく
仲冬や萎れ晒して垂れ下がる首は向日葵介錯を待つただ枯れ朽ち夏から長らく始末を忘れているだけであろう向日葵が寒空の元で深く首を垂れ重たげな頭をぶら下げているだけなのだが夏を盛りに華やぐ向日葵がこの初冬のなか晒す姿は時勢を知らず戦に敗れただ介錯を待つ武士(モノノフ)を思わせるのは私の幼い感傷であろう。。。