詩人:soRa
たとえば眠ることをしなかった朝に
重たい瞼を持ち上げて朝の陽射しの下に出てみると
決まって何もかもがどうでもよくなる
急ぎ足で過ぎて行く人並みに取り残されて
群衆の中の孤独にすら気付かない
すべてを受け入れてみて
そしてすべてを吐き出して
するべきものも見失っていても
そんな事どうでもいいんだ
また夜がくるまで
僕を取り戻すには
この街の時間の流れは速すぎてまったく足りない
僕は僕にまんまと騙されて
いつもこうしてつまらない言葉でごまかしてしまう
たとえば眠ることをしなかった朝に