詩人:蛍
前に進むしかしない。前を見るしかない。後ろに隠れているいや、隠している道。壊してからじゃないと。上へと続く長い長い階段。一歩登るたびに一つずつ壊れ崩れ落ちてゆく。辛いよ。もう 後戻りはできない。上 見上げるたび苦しさがこみあげてくるよ。でも、ここまで登って進んでこれたのだから最後まで行こうよ。歩くために、進むために僕らには足がある。無駄にしちゃいけない。最後まで使おうよ。自分の足なんだから。