詩人:どるとる
僕は脈絡もない
空気と同じだ
なんの意味もなく
道を歩く
四肢に夢を担いで
枷は己を縛る鎖
魂さえ動けない
意味を伝えるために
理由を話すために
僕はここにいない
ただ存在するため
泣いたり笑ったり
怒ったり 柄にもなく黄昏たり それは全てあらすじのない
例えるならば夢物語
文略もなく 改行も道筋も立たず 頼りなく移り気な夢物語
とある掟で囲う世界
それがどんなに
くだらないか
語っても意味は生まれない
御前にもわかるはずだ
舟はただ進む
それだけ。
2013/01/04 (Fri)