詩人:雪 刀寿
樹木の枝を切ってきて、こしらえたペン
手づくりの「ドキドキ」が鳴る鼓動
君への恋を、とじ込めた
赤い血が、もう黒くにじんで、古びた懐かしさ。
あの日 心のミラーでふさいだ微笑
こぼさず、明日へ持ってゆこう
あふれそうなハート
もったいない 二度と来ない日々
こうして夏の夜、思う炎は くすぶる花火
晴れた輝きにひたして、
生き返らせてみせるよ。
何度でも、、これからも、、、
ふぶきの冬の夜さえ、
ドアの「コトコト」と また、話し続けよう。
つなぎ合い、
せめて、夢の中でだけでも、
ずっと握手をしっぱなしでいたい。