詩人:どるとる
長い夢から覚めた君はまだ若葉のような
汚れた世界を知らないまま 全ての人に同じ眼差しを向けるんだ
もしも命の重さを量る天秤があるなら
僕の命の重さはあなたより重いのかな軽いのかな
さよなら さよなら
何も残さず消えたあの人だって 消えない思いを残したろう
おはよう ただいま
言い交わす沢山の言葉の中に 嘗ての誰かの命の影が揺れてる
そこにいたんだね
ここにいたんだね
笑ったこと泣いたこと何ひとつ忘れない
時が経つほど変わってゆく街も人も心さえも
それでも変わらないものがあるのなら
僕は求めていたい
ここで生きてあなたがいたことの証になるから
見守っていて
休む暇もなく動き続ける時の中 僕はまだ君のいる場所には行けない。