詩人:甘味亭 真朱麻呂
けたたましいくらいに鳴っている目覚まし時計に起こされて
ボーっとした頭でくつろぐこともなく
いつものパンとコーヒーを口へ放り込む
典型的な乱れた休日の始まり
僕らが見つめている未来は
どんな未来なんだろう
こうして変わらずに繰り返している毎日に意味はあるのかなぁ
何気なく暮らしてはいるけど
どうなのかなぁ
四つの季節の中で
僕らはいつの間にか
知らない間に大人になっていく
誰も同じように大人になっていく
理想や夢からは遠く離れた場所で
それでも確かな幸せを胸に秘め
見つめれば笑いかけてくれる人がいる
それだけで生きている意味になる
幸せだと思える心は何よりも満たされているよ
なんでもない朝の中でそんなことを思ったよ 思ったよ。