ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 四つの季節

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[468] 四つの季節
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

けたたましいくらいに鳴っている目覚まし時計に起こされて
ボーっとした頭でくつろぐこともなく
いつものパンとコーヒーを口へ放り込む
典型的な乱れた休日の始まり

僕らが見つめている未来は
どんな未来なんだろう
こうして変わらずに繰り返している毎日に意味はあるのかなぁ
何気なく暮らしてはいるけど
どうなのかなぁ

四つの季節の中で
僕らはいつの間にか
知らない間に大人になっていく
誰も同じように大人になっていく

理想や夢からは遠く離れた場所で
それでも確かな幸せを胸に秘め
見つめれば笑いかけてくれる人がいる
それだけで生きている意味になる
幸せだと思える心は何よりも満たされているよ

なんでもない朝の中でそんなことを思ったよ 思ったよ。

2007/02/04 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -