ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 在りし日の影 > 投票

どるとるの部屋  〜 「在りし日の影」への投 票 〜

  • どるとるさんの「在りし日の影」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[180671] 在りし日の影

詩人:どるとる


彼はもういない ベッドはもう朝早くから
もぬけのからさ

野に咲く花に自分を重ねて
空に浮かぶ雲に生き方を学んで
在りし日の君を想い
在りし日の心を想う

曲がり角の向こう
何が待つのか
わからない
行ってみりゃわかるのにそれまでが長いな辛いな

同じ気持ちになれるかな
それだけが心配で
食い物も喉を通らない

在りし日の影が揺れてる
でも今はもういない人の残り火さ

彼女はもういない ひび割れた窓から時折吹くそよ風が供えられた花を揺らしてる

ただそれだけ

明日は知らない。

2013/02/05 (Tue)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -