彼はもういない ベッドはもう朝早くから
もぬけのからさ
野に咲く花に自分を重ねて
空に浮かぶ雲に生き方を学んで
在りし日の君を想い
在りし日の心を想う
曲がり角の向こう
何が待つのか
わからない
行ってみりゃわかるのにそれまでが長いな辛いな
同じ気持ちになれるかな
それだけが心配で
食い物も喉を通らない
在りし日の影が揺れてる
でも今はもういない人の残り火さ
彼女はもういない ひび割れた窓から時折吹くそよ風が供えられた花を揺らしてる
ただそれだけ
明日は知らない。
2013/02/05 (Tue)