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詩人:ゅぅゃん
言葉の水溜まり 静かに
一滴 又 一滴と垂れる
雫
波紋 広がる 水面
言葉の水溜まり 静かに
沸く 底からも沸く
泡
沈殿するモノはなく
言葉の水溜まりは静かにできる
心の隅や淵 それに中心
己を写し 己に渇く
己に潤い 己に溜る
水溜まり 今 静かに
水溜まり 今 静かに
水溜まり 今 静かに
水溜まり 今 静かに
鏡のような水面は波もなく
じっとしている俺が見える
心 揺れると水面もぶれる
今は静かに水溜まりを見
一滴 ポツン
広がる波紋
一滴 ポチャン
広がる波紋
落ち行き 翔び跳ね 同化
一滴分ずつ増える
暗がりに溜る水溜まり 静かに
今は揺れる 今は揺れる
揺れ過ぎると周りが濡れる
だけど溢した水は掬えないのさ
じっくりと見てみよう
写る自分を
そして歩いてゆこう