詩人:花蓮
なにもかもが分かんない。だからいつも泣いてる。兄にいつも励まされ、本当の兄だったらいいのにと贅沢なわがままを言ってみる。そんな自分がむなしくて悲しくてまた涙がこぼれる。原因なんて分からない。何で生きてるかなんて分からない。怖いよ。目の前の凶器を見つめ手に取ってみる。でも弱虫な私は、凶器を置く。そして思いっきりまた泣く。腫れた目を見られたくないからよく洗って無理やり涙を止める。そうしてまた分からないだらけの朝が来る。