詩人:さみだれ
煙草をくわえ逆流する時間をぼんやり見ている木々は枯れては葉をつけ枝を落としやがて新芽になるコーヒーの渦は分解されそれぞれがあるべき場所に還るただ煙草をくわえその異常さを疑いもせずそう他人事のようにあるいは時空間の神のようにまた始めればいいさ気が遠くなる年月を無限ほどにある一瞬をまた始めればいい