詩人:猫の影
移り気な心が思い出したように言った忘れたつもりだった忘れたつもりだった虚偽が真実になることなんて、人の死ぐらいありふれたことさ、どうということはない今はもう、忘れてしまった忘れてしまった時がなにもかもを洗いざらい洗い流したから、どうというわけでもないただすこし、香りがしただけそう、それだけのことそれだけのことさ忘れてしまった忘れてしまった