詩人:安曇
夕方になる少し前のこと私は1人で運転していた声も出せないくらい、心は重たくて何も考えたくないと、あてもなく走らせていた信号で止まり、ふと目線をあげると薄い蒼の中に、薄い月がいたぼやけた丸逃げてはいけないと、わかっているけれど私は、逃げていたのかもしれない薄い月をみつけてまるで今の私の心のようだと凄く泣きたくなった。