詩人:どるとる
心は静かに肯いて
前に進めと背を押した
独り、見上げた空に探した星の光
一筋の涙のわけさえ知らず人の冷たさばかりが見えている
僕の瞳に愛は映るか
声なき声で歌ってる
人間擬きが歌ってる
目につく全ての窓もドアも開け放って
あるはずの夜明けを探している
行こう 銀河の最果てへ
行こう 夢の降る丘へ
雲の橋を渉って もう一度生きることを試してみよう
そこに光があるのなら僕はまだきっと人を愛すことができる
心は静かに肯いて
ドアを開けろと微笑んだ
前に進めと背を押した。
2013/03/29 (Fri)