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どるとるの部屋


[4792] 夜明け
詩人:どるとる [投票][編集]


心は静かに肯いて
前に進めと背を押した

独り、見上げた空に探した星の光
一筋の涙のわけさえ知らず人の冷たさばかりが見えている
僕の瞳に愛は映るか
声なき声で歌ってる
人間擬きが歌ってる

目につく全ての窓もドアも開け放って
あるはずの夜明けを探している

行こう 銀河の最果てへ
行こう 夢の降る丘へ

雲の橋を渉って もう一度生きることを試してみよう

そこに光があるのなら僕はまだきっと人を愛すことができる

心は静かに肯いて
ドアを開けろと微笑んだ
前に進めと背を押した。

2013/03/29 (Fri)

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