詩人:清彦
窮屈だからさ どうせならと
カーテンを閉じた
隠れんぼのように
余計な不安がまとわりつく
捜し続けたものは
焦る程 夢中になって
そのたび見えなくなって
気付いたらここまで歩いてきたよ
隔たりなど実は無い
きっと いつも同じ
言い訳に疲れ飽きたら
カーテンを開けて外を覗いてみてよ
言葉ばかりをもて余して
見るもの選べたからさ
ふいに気付いて立ち尽くした
何を探していたっけ
隔たりなど実は無い
きっといつも同じ
行き先が決まらなくとも
靴ひも結んでドアに手をかけた
捜してた何かを見つけだしに行こう
2012/08/23 (Thu)