詩人:黒夢
怖かったんだ。君が離れてしまうと思ったから。目を瞑ればその瞬間に君が居なくなってしまう気がした。抱きしめれば君を壊してしまう気がした。何かを言えば傷つけてしまう気がした。怖かったんだ。君が愛しい故に。初めての恋だったからどうしたらいいか解らなかった。ごめんね。勘違いさせて。不安にさせて。これからは沢山言葉をあげるから。態度で示すから。だからこれからも臆病な僕と一緒にいてね。