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黒夢の部屋


[48] 臆病
詩人:黒夢 [投票][編集]

怖かったんだ。

君が離れてしまうと思ったから。

目を瞑ればその瞬間に君が居なくなってしまう気がした。

抱きしめれば君を壊してしまう気がした。

何かを言えば傷つけてしまう気がした。

怖かったんだ。

君が愛しい故に。

初めての恋だったからどうしたらいいか解らなかった。

ごめんね。

勘違いさせて。

不安にさせて。

これからは沢山言葉をあげるから。

態度で示すから。

だから

これからも臆病な僕と一緒にいてね。


2005/01/31 (Mon)

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