詩人:とーれぱすて
特急電車強風で低速運転
乗客の僕は遅いと感じるが
自転車に乗るきみからしたら
遅くは感じないのだろう
過ぎ去る景色の中
公園で楽しそうに遊ぶ親子
でもきっと僕には分からない
辛さもあるのだろう
計り知れない物差しの存在を
忘れてない僕はまだ
救われるのだろうか
僕の勝手な物差しで
推し量っているのか
僕は誰かを救いたいのだろうか
僕はきみを救いたいのだろうか
僕はきみに救われるのだろうか
通常速度に戻った。
見える限りの生が
一瞬で過ぎ去っていく
2024/01/25 (Thu)